Python 2.6 から搭載されているformat関数の最も基本的なバージョンをJavaScriptで実装してみました。
format関数とは
テンプレート文字列といくつかの文字データを受け取り、テンプレート内のフィールドに展開して文字を埋め込んで、文字列を完成させて返してくれる関数です。
format関数の挙動例
Pythonでは、
str = "私は{}{}年に誕生しました。".format("平成", 5)
のように書くと、テンプレート文字列内の{}
に関数に与えられた引数が順に展開されます。つまり、変数str
は、
"私は平成5年に誕生しました。"
のようになります。
JavaScript で同じことをしたい場合
JavaScriptでは文字列同士を+
演算子でつないで文字列を作ります。
str = "私は" + "平成" + 5 + "年に誕生しました。";
連結が多くなるとかなり見辛くなります。
JavaScriptでもformat関数を使えるようにしよう!
JavaScriptの文字列ラッパークラスString
を独自拡張してみました。拡張と聞くと難しそうですが、案外簡単です。以下のような、たった数行のコードを読み込んでおくだけで、あらゆる文字列に対してformat
関数を使用することができます。
以上です。ありがとうございました。