3月29日(水)に行われた自社イベント Helpfeel Tech Hour vol.2 「GPT-3→GPT-4編」 で登壇しました。今年も花粉症がひどかったですがトーク中にくしゃみが出なくてよかったです。
Helpfeel Tech Hour 祝 第2回
株式会社Helpfeelでのサービス開発における取り組みや考え方を共有する技術イベントです。前回は「計測」の観点から弊社エンジニアが各プロダクトでの事例をお話しました。第2回を迎えた今回は、最近あらゆるところで話題のGPTをテーマとして、ChatGPTそのものやAPIの活用方法を3つのトークで紹介しました。
- ChatGPTの衝撃とプロダクト開発への影響 (CTO akiroom)
- 生成AIの使いどころを見極める (daiiz)
- リアル業務でChatGPT APIを使うコツ (teramotodaiki)
生成AIの使いどころを見極める
私のトークです。Twitter等でいつもより感想があまり見つけられなくて面白さを伝えられたかどうかはちょっと不安ですが、楽しかったので良しとします。
自分自身がChatGPTというアプリ開発者にとっての新たな武器に慣れるまでの過程を素直に書いてみました。各所でお話してみると、大きく飛躍した技術が到来して大興奮する一方で、漠然とした不安を抱いている人もいると感じていました。そんな開発者にとってもヒントになればという思いを込めて発表していました。届いているといいな。
今回のイベントも企画時点で最新だった「GPT-3編」から「GPT-4編」にタイトルが更新されましたが、生成AIは日々目まぐるしい速さで進化しています。この技術の何が凄いのか、開発者にとっての旨味はなんなのかを見出すためのきっかけになれば嬉しいです。発表日の時点では解説が足りなかったページを追加していますので、ぜひもう一度読んでみてください。
私なりの面白い実験題材や、検索サービスに組み込む例をいくつか紹介しました。これからさらに世界中で新しいユースケースが発見されてくると思います。これを読んでくれた皆さんも、興味深い結果に出会ったらどんどん共有して開発者界隈でも盛り上がっていきましょう!
また、トーク中では諦めたと言いましたが、いつかは大規模言語モデル (LLMs) を根本から理解したいので、初学者にも優しい良い資料がありましたら教えてください!!
エンジニア人生で滅多にないであろうビッグトピックに関して、このタイミングで自分の取り組みを発表できたのは貴重な体験でした。企画と司会をしてくれたid:Pasta-Kさん、ご視聴いただいた皆さん、ありがとうございました。YouTube Liveの同時接続100人超えには驚きました。
心置きなく生成AI活用の第二章に進むことができます。
今後AIエンジニアはどうなるのか
トーク後のパネルディスカッションの時間で視聴者からいただいた質問のひとつです。最後の方で若干疲れてしまいきちんと回答ができなかった気がするので、ここで補足させてください。今なら追加でこのように答えたいです。
引き続き活躍されると思います。実際、弊社の開発チームも機械学習の専門家や研究室の学生さんから多くの知見を共有いただいています。これらのアドバイスのおかげでChatGPT APIを活かした一連の新機能を提供できています。個人的には、筋の良いAIの使い方に到達するにはアプリエンジニアだけでは限界があると思っており、今後もいま以上ににうまく連携する必要があると考えています。
疲れてきて口からtokenが出るスピードが落ちてきた!
— daiiz (@daizplus) 2023年3月29日
最後まで頭の回転を維持できるトーク体力を身につけたい。