今日は昼に起きてから、あのお店で中華を食べることだけを目標にして生きていた。Uber Eatsで何度か注文して好きになった四川料理のお店。なんか何を頼んでも美味しい。Uber Eatsでリピートした店は、なるべく店舗での食事も体験したい派。その店があるその町の雰囲気ごと楽しみたい。事前体験で一番のお気に入りメニューはこれ。
夕方遅くに涼しくなって来た頃合いを狙って、30分ほど歩いて行ってきた。バスを使ってもいいけれど、久しぶりの新開拓エリアなので歩きたかった。大通りをひたすら歩く。途中まではよく見知った景色だけど、普段使っている道と少しずれることで建物の違う面を見れたりして新鮮。
人生で出会ってきた美味しい町中華料理屋の特徴が全部詰まっていた。お冷のコップ、店員さんが過干渉してこない、丁寧すぎないが十分感じ取れるサービス精神、弱冷房と扇風機で暑さを凌いで汗を書きながら食べる空間設計。次回Uber Eatsからは、家でも冷房を切って食べようか。
せっかくなので、テイクアウトメニューにはなかった気がする麻婆春雨とピリ辛チャーハンを食べた。相変わらずの上品な辛さで優勝。今日の目標は達成されました。

サブの成果として、読書も捗った。これまた久々に知的生産とかアイデアの閃き方みたいな本たちを読んでいる。そんななか、なにかのきっかけで『「知」のソフトウェア』(立花隆 著)を見かけて読み耽っていたら夢中になってしまった。初版発行が1984年とわりと昔の本なので、現代の運用にそのままは当てはめられない点もあるが、本質的な考え方はまだまだ通じていると思う。自分が言語化しきれていなかったところを見事に表現してくれていた。この分野で有名な、川喜田二郎氏の「KJ法」(1967)や梅棹忠夫氏の『知的生産の技術』(1969)は読んできたが、この本は知らなかった。共感できることがかなり多かった。
話の一つとして、アウトプットとしての本の構成方法や書き方にも触れられており、今後の技術同人誌執筆活動にも大いに役に立ちそうだった。これまでも文章術のネタはいくつも読んできたが、どれも実生活で自分のものにできる気がしなくて悩んでいた。しかし今回の話は、悩みの種でもあるいまの自分の執筆スタイルと一致していて直接的な回答が得られ、学び取れるものが大きかった。知の巨人とも呼ばれる大先生がうまくやっていたことを知ると、自分もこれでもいいのかもしれない、と勇気をもらえた。話の展開や文章のテンポも合っていて読みやすかったので、他の著書も読みながら、より深い考えに触れていきたい。

