7月最終日。親子丼と冷凍みかんを食べました。
冷凍みかんの解凍を見守りながら、昔のノートを読み直す。生成AIに影響されていないころの思考をなぞる。何を考えていたかを自分の言葉で残しておくのは大事。手書きのノートの価値が復活するかもしれない。手で書けば少なくともAIの出力を完コピみたいなことは起きないはずだから。
いまはLLMに夢中になっているけど、これが登場していない世界線ではどんな技術にのめり込んでいるのだろうか。過去のノートから紐解けるだろうか。その技術とLLMと掛け合わせれば、自分の関心軸に最強にマッチした何かを作れるチャンスがありそうだ。
機械学習は、大学時代にもちょうどブームがあった。グーグルのAlphaGoが快挙を成し遂げてDeep Learningが盛り上がっていた。大学の研究ではSupport Vector Machine(SVM)をやっていた。機械学習と大規模グラフ構造データの知識はここで仕込まれた。懐かしい。CourseraでAndrew Ng先生のオンライン講義を受けたりもした。いま振り返っても、あの集中して詰め込んだ期間はよかったな。
自分の中で、世界で役に立つソフトウェアを作りたい欲と、機械学習の理論を理解したい欲が共存していて、世間がMLブームになると連動して後者が強くなる。このブログでも定期的に機械学習ネタがやってくる。当然理解しきれず途中でフェードアウトするのだけど、次のブーム時にそこから再開すればいいのでキャッチアップはしやすい。
ソフトウェア開発の知識が身につき、AIはAPIで呼び出しやすくなり、しつこく質問をしながら論文を読み解くツールを作れる環境も手に入っている。実はここ最近、毎晩、Okonomiを使って論文を読んでいる。
時間が経つにつれ、これらふたつの欲が両立しそうな手応えが出てきたのは喜ばしい傾向だ。ブームが来る度に武器を増やして進んでいくゲームみたいなもの。

