Google I/O 2016 の感想第一弾.心動かされたものについて自由に書いておく.
I/O期間中のある日の夜食.「I/O」の文字のように並べて撮ったつもり.反省点としては「/」を表すためにストローを置きたかったことと,Googleのイベントなので,MacBookではなくてChromebookのうえに並べたほうが良かった.
Google Home
声だけで色々コントロールしたり検索したりできて凄い.家族で使用しているシーンのデモビデオでは,誰も小さい画面を手に持たずに知りたいことを手に入れていれていた.未来感ある.
Google Photos
去年のI/Oで発表されて,まだ1年しか経ってないのに月間アクティブユーザーが2億人もいる.検索機能が本当に便利.機械学習の成果が完璧に発揮されているらしい.
Allo
新しいメッセージアプリ.チャットで送信するときに文字の大きさを小さくしたり大きくしたりと変更できる.おもしろい.Google Assistant という人工知能なBotみたいなやつとも会話をすることが可能.I/O前日に登場したSpacesというアプリでも「いろいろなことを1つのアプリ内で完結できる」と書いたけど,このAlloもそういうイメージがある.夕食の話題でチャットしているデモでは,会話の流れに併せていくつかのレストランがカード形式でまとめて自動で提案されていた.
Android Studio 2.2 Preview
新たに登場したレイアウトデザイナーの機能がすごい.ボタンや画像などのコンポーネントを,マテリアルデザインに則るように上手く整列させてくれる.XMLを手書きしなくても格好良いレイアウトを素早く作れそう.
Android Instant Apps
どうやって動いているのか分からないが,ものすごいアイデア.
簡単に言うと,URLをタップするだけで,PlayストアからインストールすることなくAndroidアプリを起動できる機能.URLを押すだけなので,ウェブページを開くのと同じ感覚でネイティブアプリを使える.ストアに行って,ダウンロードして,インストールするという時間を省くことができる.
モバイル環境におけるウェブページとネイティブアプリとの架け橋的な存在?
Cloud Vision APIをたたくRaspberry Piロボット
作ってみたい.GoPiGoを買うと基本的な動きができるロボットが手に入る.デモで使われていたモデルに近いやつは210ドルで買えるっぽい.
AndroidアプリがChromebookで動く!
もうしばらくすると,Chromebook上でAndroidアプリが使えるようになるそうです!これは最高!
アプリの操作性はChromeOSらしさとAndroidらしさの両方が活かされる.Androidには既に大人気なゲームやニュースアプリがあり,これらが一斉にChromebookに入ってくると思うとわくわくする.
AndroidアプリのJavaコードを一切書き換えること無く,設定ファイルを少々書くだけで,アプリがそのままChromebookで動く.
完全に「No code changes!」とは言えないが,上の図の矢印を逆向きにしたものはCordovaで実現できていた.もともとChromebookではJavaScriptとHTMLでつくるChromeアプリが動く.CordovaはChromeアプリや通常のウェブページのリソースを,Androidがアプリ内ウェブブラウザとして使うWebviewに表示することによって,ネイティブアプリのように動かしている.しかし,様々なサイズやスペックのAndroidデバイスを想定してJSとHTMLでアプリを作るのは難しかったので,やはりAndroidアプリのリソースをPCに持ち込んで使うというアイデアの方がスマートなのかもしれない.
いつか現地で見たい.当選する日までにプログラミング技術力と,炎天下で長時間視聴できる体力をつけておきたい.