tfPhotoPaletteの開発が継続・発展しつつあるので,これまでの流れと今後の方針について簡単にまとめたい.
当初,tfPhotoPaletteを作ったときは,機械学習のための写真集めの効率化を目的としていた. このツールでは,ウェブやローカルから読み込んだ写真を切り抜いたり,縮小したり,JSON形式でまとめて出力したり,といったことができる.
あるとき,「写真を入力に受け取って処理を行うプログラムのデモや実験ツール」として使うこともできそうな気がしてきた. そこで,必要な機能を実装して,画像分類の実験の場面やGoogle Cloud Vision APIのクライアントとして使っていた.
次第に以下のような
- tfPhotoPaletteで好きな画像を与えて,
- 好きな部分を好きなサイズに変換して,
- base64エンコードしたうえでローカルサーバ(PaletteServerと呼んでいる)に送り,
- それを受け取ったローカルサーバでいろいろな処理をして,結果をtfPhotoPaletteに返す
という流れができてきた.
tfPhotoPaletteは画像データに関するJSONをPOSTするだけなので,これを受け取るPaletteServerはどのような言語で書いても良い.たとえばPythonで書くとこのようになる.
今後は機械学習の分野だけにこだわらずに,画像を用いた幅広い分野のデモを動かすためのツールとして,「写真収集機能」と「PaletteServer向けAPI」を充実させていこうと考えている.