昨日に引き続き、Phonno Legacyでの思い出機能の開発を進めていた。基本的なAPIやUIパーツは実装済みなのでClaude Codeでの半自動開発が捗っている。昨日までの状態では、画像が持つ位置情報と現在位置を突き合わせることで過去のアイテムを取得していた。この仕組みにより、直接的に位置に紐づく写真を列挙できていた。
今日はさらに一歩進んで、スクリーンショットなどの位置情報を持たない画像も一緒に提示できるようにした。その名も「Grounded at This Place」機能。まずは写真リストを決定したのち、そのリストの時間区間をクエリとして利用し、この区間に含まれる新たな画像リストを取得する段取りになっている。人間が瞬間移動しないという前提が成り立つとき、デジタル情報をその場所で閲覧していたものとして紐づけることができる。まだ実装できていないが理論上は逆向きの検索、つまり、スクリーンショットが撮られた場所の推論も可能だ。
この機能により、テックカンファレンスや飲み会で話題に上がって閲覧していたウェブサイトや旅行先やハッカソンで作業していた時のエディタやターミナルの情報を発見できる。
昨日のエントリで初めて博多に舞い降りたのはおそらく出張だろうと締めていた件も、本機能によりScrapbox Drinkupで聴いていたグラフ理論の資料のスクショがヒットしたことで、自信をもって断言できる。そして懐かしい気持ちになれる。
この記事はGPD MicroPC2で執筆されました。